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角。
世の中には「角」を持った馬がいるらしい。決して伝説とか神話という訳ではなく、しっかりと記録に残っている。英国発祥のサラブレット種のなかに角を生やした馬がいたと記録に残っている。その馬の名はベルマーという名で、メリーランドのプリークネスとニューヨークのベルモント・ステークスで勝利した堂々たる名馬である。(余談であるが、ベルマーが取った二冠に、ケンタッキー・ダービーを加えてアメリカ三歳馬の三冠になる。)
ふつう、馬は角を生やさない。ほ乳類のなかで馬は奇蹄目に属するが、牛、羊、山羊、鹿など頭に角を生やすものはほとんど偶蹄目である。このベルマーという馬は先祖返りという点ではかなりの先祖返りをやってのけたようである。ただここで問題なのは「遺伝」というものの不思議さと、では人間は?という点である。 人間に置き換えてみよう。ある時「角」が生えた子どもが生まれる。さて、何かを思い出さないだろうか。我々の中で頭に角が生えた人間のような姿をしたもの、それは「鬼」である。日本の絵画の中で「鬼」は角のある姿で描かれることが多い。「イスカンダル双角王」というのはアレクサンダー大王の別名であるし、ミケランジェロの描いたモーゼは角を生やしている。 このようなことから、生物学者の大野乾(おおのすすむ)は「人間も角を生やす突然変異が時々あるのかもしれない」と「大いなる仮説」のなかで語っている。 様々な伝説の始まりはそういうところから始まるのかもしれないが、その一方で、もしかしたらそうやって生まれてきた子供が「鬼」ということで、つらい人生を送ったのかもしれない。日本において「鬼」は迫害されることが多いようであるから。
by homeandhome
| 2004-09-06 18:27
| 神話
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