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本当に大事なこと。
私たちは本当に大事なことから目をそらすことが多いように思います。私自身、本当に大事なことから多分に目をそらしています。
しかし、その大事なこととは本当は捕まえられないものなのではないかとも思うのです。 大事なことほど、言葉に出来ない。言葉に出来ないから、認識できない。おぼろげな形でなら理解できそうに思うのですが、それをいったん言葉にして誰かに伝えようとするとどうも陳腐な形の言葉でしか伝わらない。特に大多数に対して叫ぶ言葉には真理が含まれていたとしても、その言葉は伝わらない。 「本当に大事なこと」は人に伝わるような質のものでは無いのかもしれません。それは生き方であり、その人自身でもあり・・・。言葉にした途端、それはその質を変えてしまします。 私たちが意識していることは、ほんの少しであり、自分を理解すること、それ自体不可能なことなのかもしれません。だから、言葉に出来ることもほんの少しであり、「本当に大事なこと」は完全な意味では人に伝わらない。伝わらないと、その人の様々な表情から「それが何?」と言われているように感じ、傷ついていく。 その「人」と「人」の間に大事なことが含まれているのかもしれません。少なくとも、大事なものが何か、自分で形に出来るようが気もして、人に話すのではないでしょうか。人に何かを聞いてもらいたく、言葉にし、必死に伝えようとするのでしょう。
by homeandhome
| 2004-12-05 13:58
| 雑感
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