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合成
古代より現在まで様々な幻獣が存在するが、その構成の仕方はほとんどが「合成」という形で行われる。代表的な幻獣として「鵺」(源三位頼政に射殺されたという怪物。頭は猿、体は狸、尾は蛇、脚は虎に、それぞれ似ていたという。)などが挙げられる。
この合成という仕組みは様々な部分で見られるが、合成することにより、超常の力を得るという面が強いのであろう。動物単体でも、強い生物が、様々な動物の合成により、より強い生物になる。このことは「龍」というトーテムの成立でも述べさせて頂いたが、ある民族の融和にも使用される手段である。 しかし、一方でヨーロッパにおける「合成」には不吉な影がつきまとう。例えば悪魔の図像を思い描いてみると、山羊の頭や蹄など、動物の要素を組み合わせ、それが不気味な形で合成されている。これは「一神教」の「神の創造」という考えの影響が強いように思われる。つまり、全ての創造物は「神」が創りたもうたものであり、それは美しい姿をしている。一方神に反抗する悪魔は不気味な姿をしているのは「神」の創造の力をまねて、失敗したからと西洋では考えられたからではないだろうか。もちろんこの考え方はヨーロッパに「一神教」が定着したあとの話ではあるが、そのため、旧来の動物(アミニズム)の要素を含んだ神などは「悪魔」として定義されていったのかもしれない。
by homeandhome
| 2004-08-01 09:13
| 神話
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