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わたしゃ、いったい日頃何を考えているんですかねぇ的雑文集。
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昔の話。

昔、猫がいました。

その猫はどこかの親戚からもらわれてきた猫でした。

人に触られるのがイヤな猫でした。

どんな名前にも反応せず、結局呼び名は「猫」でした。

餌の時だけ、にゃあにゃあと家人をせっつき、餌を食べるとすっと消える猫でした。
小学生の私は、どうしてもその猫に触りたくて、餌の時間、触ろうとするのですが、そういうときは、決して餌のそばに寄ろうとしません。

確か、冬の時だったと記憶しています。
家の中で猫が暖まっていたときがありました。
そのとき、ようやく触らせてくれました。
猫の身体はあんまり肉がなかったように記憶しています。

しかし、その後、猫の姿が消えました。

数ヶ月後、猫は帰ってきました。ぼろぼろの姿になって。
それから一週間は我が家の誰にでも愛想を振っていました。

一週間後、猫はいなくなりました。
それから二度と猫の姿を見ることはありませんでした。

梅雨の季節になると何故か思い出します。
by homeandhome | 2004-06-12 21:42 | 雑感
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