第三の座 ビナー は神に内在する受動的な原理を表している。つまり理解である。ビナーはそれ自体では何も生み出さないが、いったん種を受けると万物を生み出す、まさに混沌の海を表現している。守護天使はアラリムが対応し、他の様々な神話では大地母神として表現されている。シンボルは円、楕円など女性の性を表すものである。
第一の座ケテルから第二の座ホクマーがエナジーを受け取って活動し、第三の座ビナーに働きかけ、世界の全てを生み出す。ちなみに生命の木ではケテルを頂点とし、右側にホクマー、左側にビナーを配置する。そしてその三角形を頂点として全てのセフィラーが活動する。