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毎日という名の時間。
毎日、毎日、と行っている間に時間が過ぎていく。どうも、年をとってきたせいか、その流れが速い。何故あっというまに時間が過ぎていくように感じるのだろう。
かつて年下の人にこうきかれた。 「年をとると時間の流れが速くなるとよくいいますが、本当ですか?」 私が10代のころ、時間はとてつもなくゆっくり進んでいて、自分が大人になれないことにじれったさを感じていた。自分のいる位置がほんとうに曖昧で、こんな所にいちゃいけない、こんなことをしてちゃいけないとずっと思いこんでいた。変わることを望みながら、変わらない自分にたいして幻滅していた。とにかく自分にとっての居場所が無かった。 時間とは変化のことではないだろうか、変化を待っている間は本当に時間がたつのが遅い。人は待つことには耐えられないのかもしれない。待つためには心の強さが必要だ。あのころの自分にはその力が無かった。だから、待っているときの時間の長さがどうしようもなく耐えられなくて、あんなに時間が長かったのだろう。 では翻って、今時間が短く感じるのは何故だろう。待つことをやめてしまったからかもしれない。待っていても何も手に入らないことを感じているからかもしれない。いや、本当はもう変化できる時期は過ぎ去っていて、変化を待つ必要が無くなってしまったのかも。 結局私はそんなことをつらつらと考えながら、年下の人にこう答えた。 「多分、私の時間が早くなっているのは、君たちほど変化しなくなってしまったからだろう。君たちは変化し続ける、その為、変化を待たなくちゃいけない。その「待つ」って時間が、君にとってじれったく感じるのだろう。私には待つものがない。待ったって手に入るものはない。だからそれを手に入れるための時間が欲しくて、結局速く流れていってしまうのだろう。」 多分、かれは満足していないだろう。何か言葉でだまされたと思っているのだろう。私自身分かっちゃいない。もしかしたら時間にも密度があって、生きる時間が長くなればなるほど、その密度が薄まるのかもしれない。本当のことは誰にも分からない。私の感じている時間が、彼の蚊にている時間と等しいかどうかもわからない。だけど、その分からないものを何とかして言葉に出して、そのことを考えることは決して無駄だとは思わない。
by homeandhome
| 2005-11-23 17:33
| 雑感
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